歯の着色は、先天性のもの、薬物、損傷によるもの、食生活や加齢の影響など様々な原因で起こります。
エアフローで、外因性の着色やくすみ等を取り除いた後、もっと歯を白くしたい患者さまにはホワイトニングをお勧めします。
マウスピースを作成し、就寝中に薬剤を作用させることで歯を白くしていきます。過酸化物による歯の漂白は、歯に内在する有機成分を分解漂白して歯の構造や歯質を変えずに、安全に歯を白くします。
白い歯で好感度がアップするかも? 歯のホワイトニングを始める前に歯科医師に歯のチェックと着色の原因を診断してもらいます。
クラウンや詰め物はホワイトニングが出来ませんので、ホワイトニングをした後にやり替える場合もあります。
①来院時の状態
くすみや着色が見うけられます。
②エアフロー後
表面の汚れを取り除き、きれいになりました。
③ホワイトニング後
10日間ホワイトニングを行いました。かなり白くなっています。
④一年後
白い状態で保たれています。
治療料金: 上顎、下顎 各18,000円
薬剤の追加 8,000円
治療期間: 1~2週間
当院ではまず上顎から行います。(上下同時に行うと歯が白くなっていないと思われる場合があるため、下顎との比較をしながらホワイトニングを実感してもらいます。)
大抵の人が笑顔を作った時、主に見えるのが上顎のため、ここで満足なら下顎のホワイトニングの必要はありません。
どうしても下顎が気になる場合は、液の追加のみで下顎も可能です。
その場合、総額26,000円で上下のホワイトニングが可能となります。
患者さまによっては、後戻りする場合があります。
治療後もマウスピースを持って来ていただければ、薬剤のみの販売も可能です。
ホワイトニングにはどれくらいの時間がかかりますか?
通常、1~2週間くらいですが、変色の度合いにより多少異なります。
どんな歯でも白くなりますか?
残念ながらすべてのケースでという訳にはいかないのが現状です。
強度の変色、また歯の並びも修正したいという方にはセラミックを用いる方法をお勧めします。
歯に安全な薬剤なのですか?
治療をやりすぎると歯がしみるなどの症状が出ることがありますが、医師の管理のもとで行えば、全く問題ありません。
保険はききますか?
残念ながら特殊な薬剤を使用するため、自費での治療になります。
治療の程度により費用が変わりますので、詳しくはお尋ねください。
ただし、神経を除去したことによる歯の変色については保険が適応になる場合があります。
歯だけでなく、歯ぐきの色も気になるのですが・・・
黒く変色した歯ぐきを健康的なピンク色にするピーリングという治療法があります。1~2週間程度で治療できます。
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングはどう違いますか?
オフィスホワイトニングでは、38%濃度の過酸化水素を使用します。
一方、ホームホワイトニングでは、10~20%(個人により使い分けます)濃度の過酸化水素水を使用します。
オフィスホワイトニングでは高濃度の薬剤を使うので、15分単位でホワイトニングしていきます。
一方、ホームホワイトニングでは6時間位の時間をかけてホワイトニングします。
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングはどちらが白くなりますか?
オフィスホワイトニングは即効性がありますが、15分単位でのホワイトニングなので薬剤の浸透性が劣ります。一方、ホームホワイトニングは即効性は劣りますが、浸透性に優れています。
両者の併用が一番効果的です。