塩見歯科

保存治療

Preservation treatment

神経を抜く場合

虫歯が進行して神経に近づくと、しみたり、激しく痛みが出たりします。不可逆性の場合、神経をとります。
実際にはリーマーという道具を使って神経を掻き出しきれいに消毒していきます。
消毒が終わると根管内(もともと神経があった空洞)で細菌が繁殖しないようにレントゲンで写る薬剤を詰めます。
痛みがないのを確認して金属等の被せものを作っていきます。

神経を抜いた歯に痛みが出た場合

感染根管治療と呼ばれます。
この場合の歯は以前に神経を取っているので根管内(もともと神経があった空洞)の薬剤をきれいに取り、感染した歯の根管を消毒していきます。根の先に膿がたまっている場合も多々ありますので何回も消毒薬を交換しないといけません。

①来院時です。根の先に膿がたまっています。

②根管内の清掃が終わったので根の先の膿の部分に薬剤を注入します。

③10日後さらに注入します。

④もっと注入します。

⑤さらに10日後に最終の薬剤で根管内を封鎖します。

⑥約半年後です。膿が治って骨が出来ています。これで治療が成功となります。

注・・・②と③で使用した薬剤と、④で使用した薬剤は別物です。

解説・・膿の部分は酸性なのでアルカリ性の薬剤で中和させます。大体10日で反応が終了します。10日後にレントゲン 撮影をして、アルカリ性の薬剤が残っていれば炎症はなくなっている。残っていなければまだ炎症の方が強いということ でさらに根管内の清掃および薬剤の注入を繰り返します。残った薬剤は人体に時間をかけて吸収されますので心配はいりません。
なお非常に狭い空間で、酸性とアルカリ性の反応が起こりますので人によっては痛みを伴う場合がありますが、大体の 人がちょっとムズムズした程度でしたと言われました。今まで一人だけすごい激痛で耐えられないと言われましたが、 確率的には1%未満です。

ページトップへ

インターネットでのお問合せご質問にお答えします。